青森県心の健康づくり連絡協議会

メンタルフレンドと同じく今年で4年目を迎える「青森県心の健康づくり連絡協議会」に参加してきた。

主管は県立精神保健保健福祉センターで、議題は「地域におけるひきこもり支援の現状及び今後の課題について」

年々参加団体が増え、若者サポートステーションや親の会などの民間団体のほかに、精神保健福祉業務に従事している青森・弘前・八戸の市職員も交えながらの情報・意見交換。

今回特に印象的だったのは、障がい者支援課(青森市)の職員が参加していたこと。

青年期の課題として「就労支援」は切り離すことのできないテーマとなるが、適応障がいや発達障がいといった何かしらの生きづらさを抱えている方が、障害福祉サービスを利用する形で居場所や役割を見出していくことも決して少なくない。

これまでも保健所には声が掛かっていて、保健師さんが来られていたこともあったが、今回は保健所からさらに障がい者支援課へ声掛けがあったらしく、どちらからも精神保健福祉士の方が来ていた。

青森県では「ひきこもり地域支援センター」も未設置のままとなっている。

発足に向けての動きも出て来ているようであるが、どう機能するかが肝心であり、無い物ねだりをしても仕方がない以上、今ある社会資源がどう結びついていくかがポイントとなるはず。

県の精神保健保健福祉センターと、市の障がい者支援課が、緩やかにではあっても「つながる」ようになったのは一歩前進であると思う。